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建設業における就業状況・人材確保

建設業許可2017.10.14

こんにちは。

建設業働き方改革推進を目的に、11日より国交省で民間工事の働き方改革に関する会議が始まりましたね。

 

そこで今回は建設業における就業状況について調べました。

 

【①.建設業における「人手不足倒産」高水準】

・2013.1~2017.6末時点の人手不足(離職、採用難)による倒産において、累計最多が建設業(105件、構成比36.2%)

・都道府県別件数では累計最多東京都39件、神奈川15件、埼玉13件

・倒産件数全体に占める「人手不足倒産」割合はまだわずかだが、2年連続前年同期を上回り緩やかな増加傾向

・高齢化による「後継者難倒産」も2017年上半期は163件発生

 

人手不足倒産が高水準な一方、2017.1~6時点での全国企業倒産集計における建設業倒産数は、新設住宅着工戸数の好調、公共工事の堅調な推移をうけ、2半期連続で前年同期を下回りました。

 

 

人材不足の背景には、労働人口の減少や技術労働者の就労環境悪化、復興需要が挙げられるかと思います。

 

では人材確保・育成のために(人手不足倒産を防ぐために)できることは?

 

【①職場環境の改善】

〇社会保険加入

〇適切な賃金水準確保

〇安全管理の徹底

 

労働者別の社保加入率は雇用保険79%、健康保険72%、厚生年金保険69%

(平成26年時点)

国交省では平成29年度時点での社保加入率100%を目標としているそうです。

従業員が長く安定して働ける環境づくりを行うことで、離職率低下につなげることが可能になるかと思います。

 

 

【②人材確保】

〇若年者等への入職促進

〇地域における元請・下請の連携

 

大学やハローワークなどにジョブサポーターによる相談窓口が設置されています。

また厚生労働省では若年層の入職定着促進に取り組む事業主・団体に対する助成について適用拡大を行うことを予定しているそうです。

 

東京オリンピック・パラリンピックが2020年に迫り、建設投資はますます増加することが予測されます。

魅力ある職場づくりを徹底し、建設業での人材確保・育成を進めていきましょう。

 

 

引用

帝国データバンク

国土交通省・厚生労働省:建設業の人材確保・育成に向けて

日刊建設工業新聞

 

 

坂本