一人親方が人を雇う時の手続き
- OTHERS2020.08.24
建設業において、一人親方として仕事をしてきた方が、
仕事が忙しくなり、事業拡大などのため、人を雇うようになることがあります。
その場合は、どのような手続きが必要となるでしょうか。
今回は、初めて人を雇う際に、必要となる主な手続きなどをまとめました。
・労災保険、雇用保険の新規適用・加入手続き
従業員を一人でも雇った場合は、その従業員を労災保険、雇用保険に加入させる必要があります。
・健康保険、厚生年金保険の新規適用・加入手続き
法人を設立し従業員を雇用する場合と、個人事業主として5名以上の従業員を雇用する場合は、
従業員を健康保険、厚生年金保険に加入させる必要があります。
・雇用契約書の作成
従業員を雇い入れるの際は、労働条件を明示し、雇用契約書を締結する必要があります。
・一人親方の労災保険の切り替え手続き
一人親方等の労災保険に特別加入している場合は、中小事業主等へ切り替え手続きが必要です。
・給与計算
毎月、従業員へ給与を支給することになるため、給与計算をしなければなりません。
また、給与から源泉所得税を徴収し、適切に納付する必要があります。
・36協定の締結・届出
従業員が1人でもいる場合は、36協定の締結し、労働基準監督署へ届出ることなく、
残業をさせることは出来ません。
・就業規則の作成・届出
従業員を常時10人以上雇う場合は、就業規則を作成し、労働基準監督署へ届出る必要があります。
従業員を雇うことで、上記の手続きが必要となります。
当センターでは、税務・社会保険等全ての手続きをご案内いたします。
お気軽にご相談ください。
社会保険労務士 松田