長時間労働の是正:時間外労働の改善目標
- 働き方改革2020.05.08
前回の「罰則付きの時間外労働の上限規制」に関連した内容をご紹介します。
一般社団法人建設業連合会は、上限規制の適用開始(2024年度)までの時間外労働の改善目標を定めています。
2019年度〜2021年度
年間の上限:960時間以内(月平均80時間)
複数月平均の上限:6ヶ月平均で、休日労働を含んで80時間以内
1ヶ月の上限:休日労働を含んで100時間未満
2022年度〜2023年度
年間の上限:840時間以内(月平均70時間)
複数月平均の上限:4.5.6ヶ月それぞれの平均で休日労働を含んで8時間以内
1ヶ月の上限:休日労働を含んで100時間未満
2024年度~
年間の上限:720時間以内(月平均60時間) ※原則は月45時間、年360時間以内
複数月平均の上限:2.3.4.5.6ヶ月それぞれの平均で休日労働を含んで80時間以内
1ヶ月の上限:休日労働を含んで100時間未満(年6回まで)
『一般社団法人建設業連合会:時間外労働の適正化に向けた自主規制の施行について』より
2020年の年間上限は960時間(月平均80時間)以内が目標です。
現状の時間外労働と比較していかがでしょうか。
時間外労働を段階的に改善するために、この目標が良い目安になるのではないかと思います。
社会保険労務士 松田